2022年度 歴史教室開催のご案内
令和4年度は、初めて奈良を舞台に歴史教室を開催します。祈りの聖地『東大寺』と、日本一有名ともいえる阿修羅像(国宝)を安置する『興福寺』を訪れる予定です。
詳細については、8月に発行する「友の会だよりVol.161」でご案内いたしますので、お楽しみにお待ちください。
◎Aコース/いまこそ訪れたい東大寺 ── 鎌倉期の再興に込められた想い
飢饉や疫病、災害などで世の中が荒廃した天平の時代、聖武天皇は「一枝の草、一にぎりの土」を持ち寄って大仏を造立しよう、と詔を発しました。コロナ禍のいまだからこそ、祈りの聖地・東大寺をたずねましょう。
座学では源頼朝も支援した鎌倉期の再興への想いについて学び、散策では大仏殿の通常非公開エリアに入場して創建時の大仏殿の規模を体感します。また、ふだんは通り過ぎる境内の貴重な建造物などをお坊さまと一緒に巡ります。
◎Bコース/興福寺の1300年──仏教美術の至宝と〈特別に〉出会う
藤原氏の氏寺として栄えた奈良・興福寺。他を圧する壮麗な伽藍はいくたびも災禍に見舞われましたが、それゆえに新しい文化を生み出してきました。
座学では苦難の歴史と、伝え続けられた国宝の仏像群について学び、散策では伽藍を僧侶の案内をまじえて歩きます。通常非公開の北円堂では運慶による弥勒如来坐像、無著菩薩・世親菩薩立像(いずれも国宝)を特別参拝し、また、日本一有名ともいえる「阿修羅像」(国宝)を安置する国宝館を時間外貸切拝観にするなど、仏教美術の至宝と静かに向き合います。
2021年度 歴史教室・京都の次回開催のご案内
歴史教室を実施して8年目をむかえる令和3年度は、中国禅宗の伝統を伝える黄檗山萬福寺と、伝教大師1200年大遠忌を行う比叡山延暦寺を訪れる予定です。
詳細については、8月に発行する「友の会だよりVol.158」でご案内いたしますので、お楽しみにお待ちください。
今後、新型コロナウイルス感染症のさらなる拡大を防止するため、政府、関係省庁、自治体などから緊急事態宣言等の発令及び活動への自粛要請等があった場合は、感染拡大防止のために事業の開催中止等の対応を行うこともあります。
歴史教室の開催について、中止や変更がある場合は、随時当ホームページにてお知らせいたしますので、ご確認ください。
なにとぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。
歴史教室・京都次回開催のご案内です。
◎Aコース/日本の中の異国、萬福寺の禅風にふれる(予定)
令和3年10月13日(水)〜14日(木)
定員/最大100人
総門を一歩入ると、そこは異国。中国風の伽藍が立ちならび、唐音(中国音)の読経が聞こえてきます。約360年前に明より来日した隠元禅師が福建省の黄檗山萬福寺を模して建立し、日本の禅宗に新しい風を吹き込みました。建物、作法、精進料理まで、現在も独特の宗風を守り続けています。
座学では隠元禅師の教えと日本文化にもたらしたものについて学び、2日目の散策では僧侶が坐禅修行をする法堂(通常非公開)での坐禅体験や、黄檗宗独特の「普茶料理」を堪能します。
◎Bコース/日本仏教の母山「比叡山」を歩く〈開祖・最澄1200年大遠忌によせて〉(予定)
令和3年10月15日(金)
定員/最大100人
霊峰・比叡山に最澄が延暦寺を開いてから約1200年。天台宗の総本山として多くの宗教家を生み出し、日本仏教の総合大学とも言われてきました。今も大小100の堂塔が静寂の山内に立ち並び、根本中堂には最澄が灯した灯明を受け継ぐ「不滅の法灯」が瞬いています。
午前は、比叡山でもっとも厳しい修行「千日回峰行」を満行された大阿闍梨による特別法話とお加持を、午後の参拝では、御山の特別のご案内で比叡の樹間に点在する伽藍を巡ります。
ウォーキング教室(皇居周辺)の活動報告
今年度の「ウォーキング教室」は令和元年11月21日と11月28日に2回開催しました。コースはいずれも皇居周辺の約7キロです。講師は、昨年度までと同じ、一般社団法人日本ウオーキング協会 健康ウオーキング指導士の西田富美子先生です。11月21日は21名がご参加。絶好のウォーキング日和でした。(写真1)
11月28日は22名がご参加。この日はあいにく肌寒く、時々小雨の天候でしたが、北の丸公園の紅葉がピークを迎え、暫し写真タイムとなりました。(写真3)
初めに北の丸公園内の芝生で「姿勢・靴・歩き方」の指導があり、10時50分、いよいよウォーキングを開始、千鳥ヶ淵から桜田門までお堀に沿って歩きます。(写真2、4)
写真2(11月21日)
写真4(11月28日)
約3キロを歩き、皇居外苑にて昼食です。おりしも今年は、10月22日に即位の礼、11月14日から15日にかけて大嘗祭が行われた直後とあって、皇居周辺はたいへんな人出です。昼食休憩後、ウォーキングを再開し、皇居東御苑に向かいます。皇居東御苑では、休憩所付近でシグナルストレッチを行い、二の丸雑木林、二の丸庭園を経て平川門から退出しました。ここまで約4.6キロです。気象庁前から大手町を経由し、予定どおり15時すぎ、ゴールの千代田区立スポーツセンターに到着、クールダウンを入念に行いました。完歩された方には、記念に「完歩証」をお渡ししました。
ウォーキング教室は3年目を迎え、毎回多数のご応募をいただいております。今後、なるべく多くの方にご参加いただけるよう努めてまいります。来年度も実施予定ですので、ご期待ください。
歴史教室(京都)の活動報告
今年度の友の会歴史教室・京都はAコース「今こそ仁和寺 ──新元号に皇室ゆかりのお寺を訪ねる」とBコース「誰も知らない清水寺──中世の観音霊場のにぎわいを体感する」の2回を開催しました。
Aコースの初日は午後に仁和寺に集合し、座学と散策を行いました。座学は同志社女子大学名誉教授の朧谷壽先生をお迎えし、「仁和寺の創建者、光孝・宇多天皇」というテーマで、創建者にまつわる歴史的エピソードなどを楽しく紹介していただきました。(写真1)会場である仁和寺の御室会館こそ開創時の「御室」(法皇の御在所)だったとのことです。散策では、霊宝館や金堂、御殿などを僧侶の案内で巡り、創建当初の本尊・阿弥陀三尊像(霊宝館)、京都御所の紫宸殿を移築した金堂、修復を終えたばかりの重要文化財・観音堂など、貴重な寺宝や建築を特別に拝観しました。(写真2)
写真1
写真2
Bコースの初日は京都駅前の「キャンパスプラザ京都」で座学を行いました。講師に歴史学者の下坂守先生をお迎えし、「戦国時代の清水寺─描かれた3つ目の舞台」というテーマで、あまり知られていない中世の清水寺の様相を「清水寺参詣曼荼羅」から読み解いていただきました。(写真3)
翌日の現地散策では、清水寺大講堂にて清水寺貫主・森清範師より笑いたっぷりのご法話をいただき、その後の散策では僧侶の案内で通常非公開の成就院の月の庭や西門などを巡り、清水の舞台からの眺めを堪能した後は本堂の内陣に特別入場して参拝しました。また本堂の修復現場に登り、新しく葺かれたばかりの檜皮葺の屋根を目の前で見ることができました。あまりに有名な清水寺ですが、清水寺の知られざる一面に出会えた1日でした。(写真4)
写真3
写真4
歴史教室・京都の次回開催のご案内
歴史教室・京都次回開催のご案内です。
詳細は「友の会だより8月号」でお知らせしますので
どうぞ楽しみにお待ちください。
◎Aコース/2019年10月16日(水)
「今こそ仁和寺 ―新元号に皇室ゆかりのお寺を訪ねる」(予定)
◎Bコース/2019年10月17日(木)~18日(金)
「だれも知らない清水寺──平安京に現れた観音霊場」(予定)
ウォーキング教室の次回開催のご案内
ウォーキング教室次回開催のご案内です。
詳細は「友の会だより8月号」でお知らせしますので
どうぞ楽しみにお待ちください。
◎ウォーキング教室 開催日時
日時 ①2019年11月21日(木)、②2019年11月28日(木)
コース 皇居・東御苑周辺(約7km)
歴史散策「国宝松本城と松代城跡の史跡探訪&講演ツアー」
ウオーキング教室(日光・滝尾の路)の活動報告
(写真1)
(写真2)
ウオーキング教室(皇居・東御苑)の活動報告
来年度も引き続きご期待に沿えるよう、鋭意検討しております。ご期待ください。
歴史教室(京都)の活動報告
皇學館大學特別教授の櫻井治男先生の座学
石清水八幡宮禰宜の西中道さまのお話し
石清水八幡宮 境内の隣に「エジソン記念碑」
ライトアップされた石清水八幡宮本殿