公立学校共済組合友の会

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公立学校共済組合友の会のお知らせ一覧ページです。
重要なお知らせ情報や、最新のお知らせ情報を掲載しています。

令和5年10月25日(水)・26日(木)~27日(金)開催の「友の会歴史教室・京都」のお申込み受付は終了しました。

友の会 News
応募期間が終了したため、「友の会歴史教室・京都」のお申込み受付は締め切らせていただきました。 お申込みされた方への案内通知は、9月中旬ごろ発送予定です。

令和5年11月16日(木)・28日(火)開催の「友の会ウォーキング教室」のお申込み受付は終了しました。

友の会 News
応募期間が終了したため、「友の会ウォーキング教室」のお申込み受付は締め切らせていただきました。 お申込みされた方への案内通知は、9月末ごろ発送予定です。

2023年度 歴史教室開催のご案内

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◎Aコース/知恩院と家康 ── 徳川将軍家が心血を注いだ大伽藍をたずねて
開催日:202310月25日(水)

 浄土宗の元祖・法然上人が草庵を結んだことから始まる知恩院は、徳川家康が母の永代菩提所と定めたことから徳川三代にわたって大伽藍が築かれていきました。二条城への地下通路の伝説や、大方丈の武者隠し、侵入者を察知する鶯張りの廊下などは徳川家の城郭的な役割も想像させるものです。徳川家康が注目される2023年、その心のよりどころだった知恩院を訪ねましょう。
 座学では知恩院と徳川家の関わりについて学び、散策では2020年に修復を終えたばかりの国宝・御影堂のほか、通常非公開の大方丈、小方丈、経蔵を特別に拝観します。

◎Bコース/仙境、泉涌寺──皇室の菩提所“御寺(みてら)”を知る、歩く
開催日:20231026日(木)〜27日(金)

 京都東山の月輪山のふもとにたたずむ泉涌寺は、その名のとおり清冽な泉がいまも涌く仙境のような場所にあります。空海の草庵があった地と伝わり、鎌倉時代に俊芿(しゅんじょう)によって大伽藍が築かれました。四条天皇の葬儀を行ったご縁から江戸時代を通じて天皇・皇后の御陵もこの地に営まれ、明治維新以降も皇室の菩提所として篤い崇敬を受けています。
 座学では皇室と泉涌寺の関わりについて学び、翌日の散策では幽寂の境内を僧侶のご案内で拝観します。歴代天皇の位牌を祀る「霊明殿」や仏舎利を安置する「舎利殿」など通常非公開の伽藍も巡り、特別な泉涌寺をお届けします。

2022年度 歴史教室開催のご案内

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令和4年度は、初めて奈良を舞台に歴史教室を開催します。祈りの聖地『東大寺』と、日本一有名ともいえる阿修羅像(国宝)を安置する『興福寺』を訪れる予定です。
詳細については、8月に発行する「友の会だよりVol.161」でご案内いたしますので、お楽しみにお待ちください。

◎Aコース/いまこそ訪れたい東大寺 ── 鎌倉期の再興に込められた想い

歴史教室・京都

 飢饉や疫病、災害などで世の中が荒廃した天平の時代、聖武天皇は「一枝の草、一にぎりの土」を持ち寄って大仏を造立しよう、と詔を発しました。コロナ禍のいまだからこそ、祈りの聖地・東大寺をたずねましょう。
 座学では源頼朝も支援した鎌倉期の再興への想いについて学び、散策では大仏殿の通常非公開エリアに入場して創建時の大仏殿の規模を体感します。また、ふだんは通り過ぎる境内の貴重な建造物などをお坊さまと一緒に巡ります。

◎Bコース/興福寺の1300年──仏教美術の至宝と〈特別に〉出会う

歴史教室・京都

 藤原氏の氏寺として栄えた奈良・興福寺。他を圧する壮麗な伽藍はいくたびも災禍に見舞われましたが、それゆえに新しい文化を生み出してきました。
 座学では苦難の歴史と、伝え続けられた国宝の仏像群について学び、散策では伽藍を僧侶の案内をまじえて歩きます。通常非公開の北円堂では運慶による弥勒如来坐像、無著菩薩・世親菩薩立像(いずれも国宝)を特別参拝し、また、日本一有名ともいえる「阿修羅像」(国宝)を安置する国宝館を時間外貸切拝観にするなど、仏教美術の至宝と静かに向き合います。

2021年度 歴史教室・京都の次回開催のご案内

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歴史教室を実施して8年目をむかえる令和3年度は、中国禅宗の伝統を伝える黄檗山萬福寺と、伝教大師1200年大遠忌を行う比叡山延暦寺を訪れる予定です。
詳細については、8月に発行する「友の会だよりVol.158」でご案内いたしますので、お楽しみにお待ちください。

 今後、新型コロナウイルス感染症のさらなる拡大を防止するため、政府、関係省庁、自治体などから緊急事態宣言等の発令及び活動への自粛要請等があった場合は、感染拡大防止のために事業の開催中止等の対応を行うこともあります。
歴史教室の開催について、中止や変更がある場合は、随時当ホームページにてお知らせいたしますので、ご確認ください。
なにとぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。


歴史教室・京都次回開催のご案内です。

◎Aコース/日本の中の異国、萬福寺の禅風にふれる(予定)
 令和3年10月13日(水)〜14日(木)

 定員/最大100人

歴史教室・京都

 総門を一歩入ると、そこは異国。中国風の伽藍が立ちならび、唐音(中国音)の読経が聞こえてきます。約360年前に明より来日した隠元禅師が福建省の黄檗山萬福寺を模して建立し、日本の禅宗に新しい風を吹き込みました。建物、作法、精進料理まで、現在も独特の宗風を守り続けています。
 座学では隠元禅師の教えと日本文化にもたらしたものについて学び、2日目の散策では僧侶が坐禅修行をする法堂(通常非公開)での坐禅体験や、黄檗宗独特の「普茶料理」を堪能します。


◎Bコース/日本仏教の母山「比叡山」を歩く〈開祖・最澄1200年大遠忌によせて〉(予定)
 令和3年10月15日(金)

 定員/最大100人

歴史教室・京都

 霊峰・比叡山に最澄が延暦寺を開いてから約1200年。天台宗の総本山として多くの宗教家を生み出し、日本仏教の総合大学とも言われてきました。今も大小100の堂塔が静寂の山内に立ち並び、根本中堂には最澄が灯した灯明を受け継ぐ「不滅の法灯」が瞬いています。
 午前は、比叡山でもっとも厳しい修行「千日回峰行」を満行された大阿闍梨による特別法話とお加持を、午後の参拝では、御山の特別のご案内で比叡の樹間に点在する伽藍を巡ります。

ウォーキング教室(皇居周辺)の活動報告

友の会 News

 今年度の「ウォーキング教室」は令和元年11月21日と11月28日に2回開催しました。コースはいずれも皇居周辺の約7キロです。講師は、昨年度までと同じ、一般社団法人日本ウオーキング協会 健康ウオーキング指導士の西田富美子先生です。11月21日は21名がご参加。絶好のウォーキング日和でした。(写真1)

写真1(11月21日)

写真1(11月21日)


 11月28日は22名がご参加。この日はあいにく肌寒く、時々小雨の天候でしたが、北の丸公園の紅葉がピークを迎え、暫し写真タイムとなりました。(写真3)

写真3(11月28日)

写真3(11月28日)

 初めに北の丸公園内の芝生で「姿勢・靴・歩き方」の指導があり、10時50分、いよいよウォーキングを開始、千鳥ヶ淵から桜田門までお堀に沿って歩きます。(写真2、4)

写真2(11月21日)
写真2(11月21日)

写真4(11月28日)
写真4(11月28日)


 約3キロを歩き、皇居外苑にて昼食です。おりしも今年は、10月22日に即位の礼、11月14日から15日にかけて大嘗祭が行われた直後とあって、皇居周辺はたいへんな人出です。昼食休憩後、ウォーキングを再開し、皇居東御苑に向かいます。皇居東御苑では、休憩所付近でシグナルストレッチを行い、二の丸雑木林、二の丸庭園を経て平川門から退出しました。ここまで約4.6キロです。気象庁前から大手町を経由し、予定どおり15時すぎ、ゴールの千代田区立スポーツセンターに到着、クールダウンを入念に行いました。完歩された方には、記念に「完歩証」をお渡ししました。

 ウォーキング教室は3年目を迎え、毎回多数のご応募をいただいております。今後、なるべく多くの方にご参加いただけるよう努めてまいります。来年度も実施予定ですので、ご期待ください。

歴史教室(京都)の活動報告

友の会 News

 今年度の友の会歴史教室・京都はAコース「今こそ仁和寺 ──新元号に皇室ゆかりのお寺を訪ねる」とBコース「誰も知らない清水寺──中世の観音霊場のにぎわいを体感する」の2回を開催しました。

◎Aコース 「今こそ仁和寺 ──新元号に皇室ゆかりのお寺を訪ねる」
開催日程:令和元年10月16日(水)

 Aコースの初日は午後に仁和寺に集合し、座学と散策を行いました。座学は同志社女子大学名誉教授の朧谷壽先生をお迎えし、「仁和寺の創建者、光孝・宇多天皇」というテーマで、創建者にまつわる歴史的エピソードなどを楽しく紹介していただきました。(写真1)会場である仁和寺の御室会館こそ開創時の「御室」(法皇の御在所)だったとのことです。散策では、霊宝館や金堂、御殿などを僧侶の案内で巡り、創建当初の本尊・阿弥陀三尊像(霊宝館)、京都御所の紫宸殿を移築した金堂、修復を終えたばかりの重要文化財・観音堂など、貴重な寺宝や建築を特別に拝観しました。(写真2)


写真1


写真2


◎Bコース「誰も知らない清水寺──中世の観音霊場のにぎわいを体感する」
開催日程:令和元年10月17日(木)~18日(金)

 Bコースの初日は京都駅前の「キャンパスプラザ京都」で座学を行いました。講師に歴史学者の下坂守先生をお迎えし、「戦国時代の清水寺─描かれた3つ目の舞台」というテーマで、あまり知られていない中世の清水寺の様相を「清水寺参詣曼荼羅」から読み解いていただきました。(写真3)
 翌日の現地散策では、清水寺大講堂にて清水寺貫主・森清範師より笑いたっぷりのご法話をいただき、その後の散策では僧侶の案内で通常非公開の成就院の月の庭や西門などを巡り、清水の舞台からの眺めを堪能した後は本堂の内陣に特別入場して参拝しました。また本堂の修復現場に登り、新しく葺かれたばかりの檜皮葺の屋根を目の前で見ることができました。あまりに有名な清水寺ですが、清水寺の知られざる一面に出会えた1日でした。(写真4)


写真3


写真4

歴史教室・京都の次回開催のご案内

教室


歴史教室・京都次回開催のご案内です。
詳細は「友の会だより8月号」でお知らせしますので
どうぞ楽しみにお待ちください。

◎Aコース/2019年10月16日(水)

「今こそ仁和寺 ―新元号に皇室ゆかりのお寺を訪ねる」(予定)

御殿北庭

◎Bコース/2019年10月17日(木)~18日(金)
「だれも知らない清水寺──平安京に現れた観音霊場」(予定)

歴史教室・京都

ウォーキング教室の次回開催のご案内

教室


ウォーキング教室次回開催のご案内です。
詳細は「友の会だより8月号」でお知らせしますので
どうぞ楽しみにお待ちください。

◎ウォーキング教室 開催日時
日時 ①2019年11月21日(木)、②2019年11月28日(木)
コース 皇居・東御苑周辺(約7km)

ウォーキング教室

ウォーキング教室

ウォーキング教室

歴史散策「国宝松本城と松代城跡の史跡探訪&講演ツアー」

友の会 News

平成30年度友の会文化事業の「国宝松本城と松代城跡の史跡探訪&講演ツアー」が2回にわたって行われ、合計81名の会員の皆様にご参加いただきました。

1回目 平成30年5月22日(火)~23日(水)
2回目 平成30年5月30日(水)~31日(木)

松本城講師 青木教司 先生
平成14年~平成23年松本城管理事務所研究専門員
NHK松本文化センター「古文書講座」講師
松本市立博物館古文書部会講師 長野県文化財保護協会理事

第1日目
このツアーに参加したほとんどの会員の皆様は、13:30の集合時間よりも早く松本駅に到着され、熱心にツアーの事前勉強をしていました。その姿を見ていたかのように、バスに乗車して間もなく約30ページにもわたる青木先生オリジナルの松本城講演資料が配布され、ほとんどの参加者が資料に目をとおしていました。

松本城に到着して、講師の青木先生と堀の周囲を歩き(写真1)、城内では雄大華麗な松本城を仰ぎ見ながら、城に関わる説明を受けました。

松本城

(写真1)

天守閣の中では、梯子のような急な階段を上りながら、普段聞くことができない青木先生の貴重な知識が披露されました。そして、最上階では青木先生の座学が行われました。(写真2)

最上階では青木先生の座学

(写真2)

講義の場所を松本城から、「みやま荘」の会議室に移し、スライドを使って座学が行われました(写真3)。
バスの中で配布された資料に基づき、近世城郭史から見た松本城天守に始まり、建築上の工夫、明治の大修理等々、松本城に関する青木先生が長年にわたって研究された成果を余すところなく説明してくれました。

「みやま荘」の会議室に移し、スライドを使って座学

(写真3)

座学の疲れは、1,300年の伝統を誇る浅間温泉で癒した後、信州の食材で彩られた夕食に舌鼓を打ちながら、当日初めて会った会員様同士で親睦を深めていました。そして、夕食後のひと時、ミニロビーコンサートが開催されました。(1回目は松本市在住の二胡演奏家)(写真4)

1回目は松本市在住の二胡演奏家

(写真4)

第2日目
歴史探訪ツアーのもう一つの目玉、松代城跡の前に第二次世界大戦の遺構「松代象山地下壕」の見学がありました。この施設は、本土決戦に備えて、国の中枢機関を移設するために作られた地下壕です。

現在は長野市が管理していますが、戦争遺構だけあって、詳しい資料が残っていないため、地元高校生の歴史研究グループが、代々の先輩たちが調べてきた資料や地元住民の声を拾い集め、研究活動を行っています。今回、これらの研究資料と手作りの図面や絵を用いて、地元高校生から地下壕の説明がありました。(写真5、6)
延々と続く地下壕を2キロメートルほど歩き、当時工事に携わった人々の苦労と厳しさを想像するとともに、研究活動を続けている地元高校生たちの情熱に感動しました。

「松代象山地下壕」の見学

(写真5)

「松代象山地下壕」の見学

(写真6)

続いて、松代城跡では、ボランティアガイドの方から、築城から真田家の歴史にいたるまでの解説がありました。(写真7)
「松代城(海津城)」は、北信濃を支配する上で軍事的・政治的に重要な拠点であり、武田氏滅亡後には、織田氏、上杉氏、豊臣氏、徳川氏が入城し、真田信之(真田昌幸の長男)がこの地に移封され、明治を迎えるまでの約250年間、松代藩真田家の居城として機能しました。なお、城の名前は、3代藩主 幸道の時に「松代城」と改称されました。
城は明治に入って廃城となり建物はなくなりましたが、真田邸とともに国の史跡に指定されています。実際、その場所に立って、解説を聞きながら周りを眺めると、戦国時代にタイムスリップした感じがしました。

松代城跡

(写真7)

今回のツアーの共同企画をした「みやま荘」支配人からの一言
解散後、参加者の何人かは、善光寺に行かれる方もいらっしゃいました。
今回のツアーは松本から長野と、信州の見どころをいっぺんに楽しむことができましたが、まだまだ見どころはたくさんあります。
会員の皆様からは、「何度も来ている場所だったが、講師やガイドの方々のお話を聞いて新たな発見ができて良かった」といったご感想をたくさんいただきました。
これからも地元愛にあふれる講師を用意して、今までとは違った信州を発見する旅を企画していきたいと思っております。

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