公立学校共済組合友の会

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歴史教室(奈良)

「友の会歴史教室」では、テーマに沿った専門家の講義と、普段の旅ではまず見ることのできない歴史遺産などを訪問し、ワンランク上の「歴史探訪」をお楽しみいただけます。

実施内容

歴史と文化を学び、体感する「歴史教室」。
これまで京都で開催してきましたが、今回は初めて「奈良」を訪ねます。
国家鎮護の総本山として長い歴史を刻む東大寺と、仏像美術の宝庫、興福寺。
祈りの歴史にふれる旅をお楽しみください。

Aコース

開催日程 令和4年10月5日(水)〜6日(木)
定員/100人

いまこそ訪れたい東大寺
─鎌倉期の再興に込められた想い

 飢饉や疫病、災害などで世の中が荒廃した天平の時代、聖武天皇は「一枝の草、一にぎりの土」を持ち寄って大仏を造立しよう、と詔を発しました。祈りによって国難を乗り越えようという想いは時代が移っても変わることなく、源平の合戦によって焼き討ちにあった後もすぐに重源上人による復興が始まり、後白河法皇、源頼朝という為政者たちが惜しみなく資金を提供しました。
 座学では鎌倉期の再興への想いと、生み出された造形について学び、散策では大仏殿の通常非公開エリアに入場して創建時と鎌倉期復興の大仏殿の規模を体感します。また、ふだんは通り過ぎる境内の貴重な建造物などをお坊さまと一緒に巡ります。

  • 東大寺 大仏殿

POINT

① 創建時と鎌倉期復興の「大仏殿」の柱跡などを遺す大仏殿バックヤードに特別入場(一般非公開)。いにしえの壮大さを想像しながら、堂宇の変遷を解説していただきます。
② 通常非公開の大湯屋を特別に開扉していただきます。
③ 1日目の座学の際に、2日目の散策では訪れない大仏殿内部の拝観券と、天平仏の傑作と言われる戒壇院「四天王像(国宝)」などが安置される東大寺ミュージアムの入館券を配布します。各自でゆっくりと自由拝観できます。

講師

近松 誉横内 裕人(よこうち ひろと)
京都府立大学文学部 教授

1969年長野県生まれ。京都大学文学部史学科卒。京都大学文学研究科博士後期課程単位取得退学、宗教法人東大寺・東大寺史研究所副所長、文化庁文化財部美術学芸課を経て、2018年より現職。専門は中世前期の宗教史。特に京都・南都の権門寺院の様相や仏教を介した対外交流について研究。主な著作に『日本中世の仏教と東アジア』、『京都の中世史2 平氏政権と源平争乱』など。

いまこそ訪れたい東大寺 ─鎌倉期の再興に込められた想い

日程/令和4年10月5日(水)〜6日(木)
定員/100人
※応募者多数の場合は抽選となります。

1日目 10月5日(水)
13:30 受付開始
14:00開演
座学:「重源上人の東大寺再建 ─戦乱と鎮魂が生んだ造形」
講師:横内 裕人氏(京都府立大学文学部教授)
15:30終演
2日目 10月6日(木)
9:00 東大寺中門周辺にて受付開始
9:15「大仏殿」非公開エリア(袖回廊北側) 特別入場
9:45境内散策(2班に分かれて、僧侶のご案内で拝観・見学します)俊乗堂、鐘楼、大湯屋(特別開扉)、法華堂、東塔跡※すべて建物外での解説とし、法華堂のみ自由参拝になります。
11:45解散

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※新型コロナウィルスの感染防止のための対策(マスク着用、消毒液の設置等)をとらせていただきます。
※新型コロナウィルスの感染状況によりましては中止、もしくは行程を変更させていただく場合がございます。

お申込み受付は終了しました。

お申し込み

Bコース

開催日程 令和4年10月7日(金)
定員/100人

興福寺の1300年
─仏教美術の至宝と〈特別に〉出会う

 藤原氏の氏寺として栄えた興福寺。他を圧する壮麗な伽藍はいくたびも災禍に見舞われましたが、そのたびに新しい文化を生み出してきました。珠玉の仏教美術は、興福寺の長い歴史を語り続けています。近年は伽藍の中心的な建物である中金堂が再建され、天平の空間が蘇りつつあります。  座学では興福寺の歴史と、伝えられた仏像について学び、散策では伽藍を僧侶の案内で歩きます。通常非公開の「北円堂」では運慶作の弥勒如来坐像、無著・世親立像(いずれも国宝)を特別拝観し、また、日本一有名ともいえる「阿修羅像(国宝)」を安置する国宝館に閉館後に特別入館し、仏教美術の至宝と静かに向き合います。

  • 阿修羅像【八部衆】

POINT

① 興福寺最古の建物で通常非公開の「北円堂(国宝)」を特別開扉。運慶作の本尊・弥勒如来坐像や、 日本肖像彫刻の最高傑作ともいわれる無著・世親立像を間近に参拝します。
② 大人気の阿修羅像をはじめとした貴重な宝物が所蔵される「国宝館」を時間外に貸切拝観します。
③ 座学終了後、境内散策の見どころや、五重塔令和大修理について僧侶からお話いただきます。

講師

近松 誉山口 隆介(やまぐち りゅうすけ)
奈良国立博物館主任研究員

1982年長野県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。鎌倉国宝館勤務を経て、2011年に奈良国立博物館研究員となり、現在は主任研究員。専門は日本彫刻史。東大寺南大門金剛力士像との出会いに始まり、鎌倉時代の仏像を主な研究対象としてきた。近年は古写真や近現代史料から、奈良ゆかりの仏像の歴史を復元する研究にも取り組む。これまでに奈良国立博物館で開催された特別展「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」(2017年)や、聖徳太子1400年遠忌記念特別展「聖徳太子と法隆寺」(2021年)を担当。

興福寺の1300年─仏教美術の至宝と〈特別に〉出会う

日程/令和4年10月7日(金)
定員/100人
※応募者多数の場合は抽選となります。

13:00興福寺会館にて受付開始
13:30開演
座学:「興福寺の仏像 ─日本仏教彫刻の精華」
講師:山口 隆介氏(奈良国立博物館 主任研究員)
15:15境内散策(2班に分かれて、僧侶のご案内で拝観・見学します)
北円堂(貸切特別拝観)三重塔、南円堂、東金堂、中金堂
※すべて建物外での解説となります。
17:00国宝館 貸切特別拝観(自由参拝)
17:45解散

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※新型コロナウィルスの感染防止のための対策(マスク着用、消毒液の設置等)をとらせていただきます。
※新型コロナウィルスの感染状況によりましては中止、もしくは行程を変更させていただく場合がございます。

お申込み受付は終了しました。

お申し込み

申込要領

「お申し込み」をクリックしていただきますと、申込フォームが開きますので、必要事項をご入力いただきお申し込みください。

Aコース
1名様参加料金
宿泊なし 8,000円(参加費)
1泊朝食付き シングル利用 14,250円
(参加費8,000円、宿泊費 6,250円)
ツイン利用 13,350円※1室2名でご利用の場合
(参加費8,000円、宿泊費 5,350円)
Bコース
1名様参加料金
宿泊なし 8,000円(参加費)
1泊朝食付き シングル利用 14,250円
(参加費8,000円、宿泊費 6,250円)
ツイン利用 13,350円※1室2名でご利用の場合
(参加費8,000円、宿泊費 5,350円)
宿泊ホテル <シングル・ツイン> コンフォートホテル奈良 
〒630-8244 奈良県奈良市三条町321-3
注意事項 ※A・Bコース連続でのお申し込みも可能です。ただし、申し込み多数の場合はA・Bどちらかのコースのみの参加となります。
※税込
※傷害保険料込
※拝観料・入場料込
キャンセルについて※令和4年9月21日(水)以降のキャンセルについては、宿泊費の返金はできません。
※開催当日のキャンセルについては、参加費の返金はできません。

※お申し込み多数の場合は抽選となります。
※同伴者は1名までとします。
※「はがき」での申込等の方法については、友の会だよりでご案内しております。
※内容は予告なく変更となる場合がございます。

締切日
令和4年8月22日(月)必着

お申込み受付は終了しました。

お申し込み

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