公立学校共済組合友の会

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文化事業開催報告

友の会が開催した文化事業の情報を掲載します。
これまでに開催した講演会、歴史教室、ウォーキング教室に関するトピックを発信します。

令和6年度友の会講演会開催報告

 令和6年度の講演会は、埼玉会場と大阪会場の2会場で開催しました。
 両会場とも、多くの方にご参加いただき、盛況に開催することができました。

【開催日時】
令和6年7月8日(月)  公立学校共済組合埼玉宿泊所「ホテルブリランテ武蔵野」
令和6年10月3日(木)   公立学校共済組合大阪宿泊所「ホテルアウィーナ大阪」

【講師】
第1部
 稲葉 彰先生  (公立学校共済組合関東中央病院副院長(埼玉会場))
 テーマ:「認知症の診断と治療」
 甲村 英二先生 ( 公立学校共済組合近畿中央病院長(大阪会場))
 テーマ:「やさしい脳の話」

第2部
 鎌田 浩毅先生 ( 京都大学名誉教授(埼玉会場、大阪会場))
 テーマ:「能登半島から学ぶ直下型地震の予測と対応」

【講演概要】
 第1部の講演は、会員の皆様に関心の高い認知症や脳の病気をテーマにお話しいただきました。
 埼玉会場では、公立学校共済組合 関東中央病院 副院長 稲葉彰先生に「認知症の診断と治療」のお話しをしていただきました。65歳以上の高齢者のうち、およそ3人に1人は認知症かその前段階の軽度認知障害(MCI)になり、将来的にはさらに増加するといわれています。認知症についてわかりやすくご説明いただき、また、診断の実例を交えながら、認知症と加齢による物忘れの違いなどについて、詳しく説明していただきました。認知症を予防するには、健康な生活、食事や運動が大切だということを再認識しました。

■埼玉会場 稲葉先生講演の様子

 大阪会場では、公立学校共済組合 近畿中央病院 病院長 甲村英二先生に「やさしい脳の話」のお話しをしていただきました。
 「脳」の病気や手術には誰でも不安があると思いますが、「脳」についての豆知識や機能についてわかりやすくご説明いただき、「脳の病気は怖いが、手術は怖くない」ということを教えていただきました。
 このほか、脳卒中の「FAST」という言葉についてもお話しいただき、対応の早さがカギになることが良く理解出来ました。

■大阪会場 甲村先生講演の様子

 第2部の講演では、両会場とも、京都大学名誉教授 鎌田浩毅先生に「能都半島地震から学ぶ直下型地震の予測と対応」をテーマにお話しをいただき、地震の仕組みや今から準備しておくことの大切さを教えていただきました。
 海での巨大地震がプレートを動かし、ストレスがかかることで陸での地震の頻度をとても上げているなど、地震のメカニズムについてご説明いただきました。鎌田先生は専門家として積極的な広報活動に取り組まれており、お話の中の「目の前の3人に伝え、みんながまた3人に伝えれば、多くの人に伝わり、多くの人が助かる。」という言葉が印象的で心に残りました。

■大阪会場 鎌田先生講演の様子

 両会場とも参加者の皆様方の熱心に聞き入る様子が見られ、充実した時間をお過ごしいただけたと感じました。休憩時間には、血管年齢測定会や自費出版のご相談もあり、こちらも多くの方にご参加いただきました。
 来年度は、さらに充実した講演会にしてまいりたいと考えております。会員の皆様のご参加をお待ちしております。

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