NHKのど自慢大会の予選会が令和6年7月6日(土)、本選大会が7月7日(日)に千歳市文化センターで行われた。50年前に3年間担任した教え子3名と応募した。自宅やカラオケ店で録音しながら練習を重ねた。

演出としてランドセルを背負い歌う計画も立てたが、予選会出場の案内状は届かず残念ながら落選だった。楽観的な我々は、少なくとも予選会では歌えると自信を持っていたのだが、みんな意気消沈。かなりの数の希望者だったに違いない。気を取り直し、予選会では約4時間、出場者200組の歌をすべて聴かせてもらった。出場者が熱心に練習した歌声やパフォーマンスは堂々とし、誠にすばらしく感服した。

矢継早に200組が歌うので疲れもしたが。翌日運良く他の2人と共に本選の招待券を手に入れ、生放送観覧の経験は大変に貴重だった。2日間各地から出場者が熱い情熱を抱き、心から大会を楽しみ、歌い踊る姿に感動した。長い間この番組を見続けてきたが、映像ではなく主催者・出場者・観客みんなが1つになり連帯感が生まれ、和気あいあいとする姿を体験できたことが尊い思い出となった。

実は10年程前に同じ教え子6人と予選会に出場することができた。幸運にもその様子は「友の会だより」に記念写真と一緒に掲載された。

当日夜、教え子が遠路はるばる「喜寿の祝い」に駆けつけてくれた。花束まで頂き懐かしい思い出話を楽しみながら美酒に酔わせてもらった。

私は、誠に果報者である。