この投稿プラザに毎回目を通しているが、私よりもはるかに高齢の方が意欲的に活動をしておられる記事が目立つ。私は定年退職後、英国の大学院で1年間学んだ。そして、その時に親しくなった中国人に会うため北京に行った時に、友人の家族とは英語が通じず、ほとんど会話が出来なかった。そこで次回会う時は中国語で会話をしようと決意し、近くの中国語教室に入会した。
幸いにも、初級のクラスは年配者が中心なので違和感はなかった。中国語は日本語の漢字と共通点があるので、楽に身につけられるであろうと思ったのが苦労の始まりだった。
中国語には四声というものがあり、イントネーションの違いによって意味が四つに分かれる。これが全ての単語に当てはまるので、漢字の意味に加えてこの四声も覚えねばならない。年齢的にもなかなか覚えられず、何度も挫折を味わった。しかし、仲間同士の励ましもあり、ずっと続けてきたお陰で今では中級レベルに達し、簡単な会話なら理解出来るようになった。実力試しに道行く中国人に声をかけ、少しでも通じたら嬉しい気持ちになる。令和6年3月まで非常勤講師として勤めた高校の英語の授業で言い続けてきた「努力は決して裏切らない」という言葉を自分自身に当てはめて、今後も中国語のレベルアップを図っていきたいと思う。