これまで3度「やすらぎの宿・歴史散策プラン」に参加している。現地探訪に興味を引かれ、また元社会科教師という若干の矜持もある。散策好きな妻も毎回一緒で、快適な新幹線の一泊二日の旅であった。特に印象に残った点をあげる。

最初は令和4年10月の岡山「天空の城・備中松山城」と「水攻めの城・備中高松城」を散策しながら郷土史家の方の説明のもと、秀吉や当時の武将に思いを馳せ、興味深く散策でき貴重な体験だった。

2度目は令和6年9月の福岡「小倉城や門司湾からの関門海峡等」高杉晋作が攻めた小倉城、また関門海峡は船舶が多く、本州(下関等)がそこに見え壮観な景色であった。源平合戦など歴史的な事柄も思い起された。

3度目は今年(令和7年)7月の福岡「博多祇園山笠」法被姿の男衆率いる山笠は迫力満点であった。是非現地で見たいと妻と語り参加したので、感激もひとしおであった。そして夕食時は隣の方に「どちらからですか?」と尋ねると「広島から」「北海道から」・・と驚き、私が「鹿児島から」と言うと一層話が弾んできた。今年(令和7年)はバス2台の参加者で、関心の高さが伺えた。

このように地域の歴史を学び、豊かな自然・文化に触れ、また人々の生き方や温かい心に接し、実にいい旅となった。体調(膝痛等)により、今回が最後になると思うが、元気ならまた行きたい「やすらぎの宿・歴史散策プラン」である。これまでの関係者の方々に心から感謝したい。