歴史教室のご案内

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「豊臣家の栄華を伝える醍醐寺ー開創1150年の世界遺産へ」を開催しました

実施内容

日程
令和7年10月16日(木)~17日(金)
1日目
【座学】「醍醐寺三宝院門跡と豊臣秀吉」
【講師】河内 将芳氏(奈良大学文学部教授)
2日目
醍醐寺
唐門

2025「歴史教室・京都」開催報告 

今年度の「歴史教室」第1回は京都・醍醐寺で、テーマは「豊臣家の栄華を伝える醍醐寺──開創1150年の世界遺産へ」。来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で注目を集める豊臣秀吉の栄華の象徴ともいうべき「醍醐の花見」が行われた醍醐寺を巡りました。

1日目:10月16日(木)

キャンパスプラザ京都での座学は、奈良大学文学部教授の河内将芳先生のご講演で、テーマは「醍醐寺三宝院門跡と豊臣秀吉」。醍醐寺座主の義演が豊臣秀吉の新大仏(京都大仏)の地鎮を担ったことから交流が深まり、秀吉の財力によって醍醐寺三宝院や金堂がみごとに復興したことがわかりました。有名な「醍醐の花見」は秀吉の正室ねねや側室の茶々など、秀吉をとりまく女性たちのために行われ、このとき植えられた桜は700本以上だったようです。

2日目:10月17日(金)

秋晴れの中、散策が行われました。まずは醍醐寺の恩賜館にて総本山醍醐寺国際局局長の仲田順英さまより法話をいただき、その後は2班に分かれ、お坊さまのご案内で散策スタート。豊臣秀吉が和歌山から移築させた国宝の金堂や、醍醐の花見に合わせて修理された国宝の五重塔、そして花見のあとも修築が進められた三宝院などを見学しました。三宝院の庭園に置かれた藤戸石は、前日の座学でも学んだもので、細川家から織田信長の二条御所に移され、さらに豊臣秀吉の聚楽第へ、そして醍醐の花見のあとに三宝院に置かれて現在に至るとか。「天下の名石」と言われることから、受講者のみなさんが注目していました。同じく三宝院では、通常非公開の本堂(弥勒堂)を特別拝観し、快慶作の本尊・弥勒菩薩坐像を間近で拝することができました。最後は霊宝館仏像棟で自由拝観し、全コース終了となりました。

「どれが秀吉の植えた桜かな?」そんな会話を楽しみながら国宝や重要文化財のひしめく寺域をめぐる、贅沢な歴史旅となりました。

参加された会員様から、いきいき人生の「会員コラム」に嬉しい投稿をいただきました。

いきいき人生 会員コラム

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毎回歴史教室を楽しみにしています。醍醐寺も特別拝観も大変勉強になりました。これからも歴史教室を続けてください。
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講義を受けてからの拝観は見る視点も変わり、世界が広がりました。
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僧侶の方の案内は、興味深く新たな発見もあり大変有意義な時間を過ごせました。

お申し込みについて

令和7年10月16日(木)~17日(金)の歴史教室・京都のお申し込み受付は終了しております。

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