歴史教室のご案内

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旧嵯峨御所 大覚寺で王朝文化にひたる-平安貴族の別荘地に営まれる門跡寺院

嵯峨野は風光明媚な都の郊外として平安貴族に愛され、多くの別荘が営まれた地です。長く平和な治世を送ったことで知られる嵯峨天皇もこの地に「嵯峨院」という離宮を営み、そのために漢風諡号(死後に送られる天皇名)も〈嵯峨〉天皇となりました。その嵯峨院の一角に創建されたのが大覚寺です。天皇または皇族が門跡(住職)となるたいへん格式の高い寺院として歴史を歩んできました。

平安時代の長編小説『源氏物語』には主人公・光源氏の別荘が「大覚寺の南にあたりて」と記され、物語の舞台としてこの一帯が登場します。一日目の座学では、平安文学に描かれる嵯峨野のようすから、往時の大覚寺とその周辺の歴史を読み解きます。

散策では大覚寺の由緒あるお堂と、境内の広大な苑池・大沢池を僧侶の案内で巡ります。「嵯峨御所」と称された大覚寺には御所のおもかげを伝える「宸殿」があり、白砂の前庭には右近の橘・左近の梅が配されます。その背後にある正寝殿は華麗な障壁画に囲まれた桃山建築で、通常非公開ですが今回特別に拝観します。そして離宮造営とともに整えられたという大沢池。百人一首「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」が詠まれた「名古曽の滝」跡が伝わる名所をのんびり散策します。

実施内容

日程
令和8年10月8日(木)・9日(金)の2日間
※宿泊はご自身でご準備ください。
参加費
正会員:9,000円
準会員:12,000円
※参加費には特別拝観料、イヤホンガイド料、傷害保険料も含まれます。
【同伴者について】
正会員の方:3名までご参加いただけます。
準会員の方:1名までご参加いただけます。
※同伴者は会員以外の方もご参加いただけます。
※参加費は会員の方と同額となります。
定員数
50名
※申し込み多数の場合は抽選となります。
※抽選の際は、正会員の方を優先させていただきます。
1日目
10月8日(木)
会場 キャンパスプラザ京都
開演 14:00(受付開始13:30)
【座学】「王朝への回廊 大覚寺」
【講師】小林 一彦氏(京都産業大学文化学部教授)
終了 15:30
2日目
10月9日(金)
会場 旧嵯峨御所 大本山 大覚寺
開演 10:00(受付開始9:30)
【座学】 大覚寺嵯峨寮にて教務担当執行 喜和田 龍光氏のお話
現地散策 10:45
※2班に分かれ、僧侶の案内で巡ります(お堂エリア・大沢池エリア)
解散 12:30
その他
*内容は予告なく変更となる場合がございます。

POINT

  1. 大覚寺の僧侶によるガイディングレシーバーを使用したご案内で拝観します
  2. 狩野山楽による金碧障壁画が華やかな「正寝殿」(重要文化財・通常非公開)を特別拝観
  3. 嵯峨天皇が離宮造営にあたって整えた「大沢池」(国指定名勝)を散策します

講師

小林一彦(こばやし かずひこ) 京都産業大学文化学部教授 

1960年栃木県生まれ。慶應義塾大学卒業、同大学院文学研究科後期博士課程単位取得。洗足学園魚津短期大学助教授等を経て、現職。日本古典文学会賞受賞。専門は和歌文学・中世文学、京都文化学。テレビ・ラジオ・雑誌等で分かりやすく古典の魅力を説く活動にも力を入れている。著書に『和歌文学大系7 続拾遺和歌集』(明治書院)、『鴨長明と寂蓮』(コレクション日本歌人選 笠間書院)、『鴨長明 方丈記』(NHK「100分de名著」ブックス NHK出版)、『恋歌 王朝の貴族たち』(さくら舎)など多数。

宸殿(しんでん)

門跡寺院特有の建物で、現在の宸殿は江戸時代に後水尾天皇の皇后・和子(まさこ/東福門院)の女御御所を移築したもの。平安時代の寝殿造のおもかげを伝えます。重要文化財。

宸殿 牡丹の間

宸殿には障壁画の主題によって名付けられた四室があり、もっとも格式の高い「牡丹の間」とその奥の「紅梅の間」は狩野山楽による桃山美術の傑作です(いずれも複製)。

正寝殿(しょうしんでん)

1336年の南北朝の動乱の講和会議が行われた歴史的な場所。現在の建物は桃山時代の再建で、狩野山楽の障壁画(複製)に囲まれた重要文化財です。手前から竹の間、紅葉の間、そして最奥は後宇多天皇が御冠を置いて政務を執ったという御冠(おかんむり)の間。

霊宝館

大覚寺の歴史と貴重な宝物を伝える霊宝館。歴史教室の開催日から「秋季名宝展」が始まり、平安時代後期の仏師・明円作と伝わる「五大明王像」(重要文化財)などを間近で鑑賞できます。

大沢池(おおさわのいけ)

もともと自然の池であったものを嵯峨天皇が離宮を造営する際に改修したもので、中国の名勝・洞庭湖(どうていこ)を模して造られたため「庭湖」とも言われました。月の名所としても知られ、毎年九月には池に舟を浮かべて月を鑑賞する「観月の夕べ」が行われます。

観光情報

京都国立博物館では、特別展「源氏物語 王朝のかがやき」(10月6日〜11月9日)が開催されます。『源氏物語』をテーマにした展覧会が京都国立博物館で行われるのは半世紀ぶりのこと。ぜひ、あわせてお楽しみください。

※本展は当会歴史教室の行程・参加費には含まれておりません。観覧をご希望の方は、チケットの手配を含め各自でお願いいたします。

お申し込みについて

お申し込み受付は8月上旬から開始いたします。
今しばらくお待ちください。

※応募多数の場合は抽選となります。
※交流事業の内容は予告なく変更となる場合がございます。

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